美容皮膚科
美容皮膚科

美容皮膚科は、より健やかで美しい肌を目指し、一般皮膚科診療では改善が難しいお悩みに対して、医療的アプローチで治療を行います。
当院の美容皮膚科では、主にシミ、赤みや赤ら顔、にきび、肌のキメ、ツヤ、ハリなど、肌のトーンや質感を整える治療を行っております。その他、いぼ、毛髪(薄毛・抜け毛)、多汗症、ピアスなども対応しています。
※しわ・たるみの改善を目的とした施術は行っておりません。
年齢を問わず美しく健やかな肌を目指し、症状の経過を確認しながら一人ひとりに合った施術やスキンケアをご提案いたします。
また、強い肌荒れがある場合は美容施術が刺激になりやすいため、まずは保険診療での治療をご相談する場合もございます。
治療についてご理解・ご納得頂いたうえで、お肌の悩みに応じた治療法をご提供いたします。

ルビーレーザーは、694nmのレーザー光をナノ秒単位で照射し、メラニン色素を選択的に破壊します。Qスイッチレーザーの中でも病変への反応性が高く、周囲の皮膚へのダメージを最小限に抑えながら、シミやそばかすなどの茶色い色素斑をピンポイントで治療できます。
濃いシミやそばかす、ADM*、太田母斑*、異所性蒙古斑*などにスポット照射し、少ない回数で薄くできます(*保険適応あり)。
照射後は2週間ほどテープで保護します。軽い赤みやかさぶたが生じることがありますが自然に落ち着きます。その後、炎症後色素沈着により一時的に色が濃くなり、3〜6ヶ月ほどかけて徐々に薄くなっていきます。保湿とUVケアを継続的に行い、トラネキサム酸などの外用や内服を合わせて行うことで良い結果が得られやすいです。

ステラM22は、IPL(Intense Pulsed Light)を用いた光治療器です。
肌のお悩みに合わせて幅広い波長の光を調整し、肌全体のトーンを均一に整え、透明感のある肌へ導きます。
光がメラニンやヘモグロビンといった色素に反応することで、シミ・そばかす・くすみ・赤みなどに作用します。
さらに、照射回数を重ねることで真皮内のコラーゲン生成が促され、毛穴の引き締めやハリ・ツヤの向上が期待できます。
赤みの出やすい酒さやにきび後の赤み(ざ瘡後紅斑)にも有効とされています。
ダウンタイムが少なく、肌全体を明るく整える定期的なメンテナンスとしてもおすすめです。
初めは3〜4週間ごとに5〜6回ほどの照射を続けることで、効果を実感される方が多いです。
マッサージピールは、トリクロロ酢酸(TCA)と過酸化水素を組み合わせた薬剤を肌に浸透させ、真皮のコラーゲン生成を促進するピーリング治療です。
肌のハリ・ツヤ・弾力を高め、美白や毛穴の引き締め効果もあります。
美白成分のコウジ酸も配合されており、くすみ改善にも作用してくれます。
施術直後から肌の明るさやなめらかさを実感される方が多く、ダウンタイムがほとんどありません。フォトフェイシャル(ステラM22)との組み合わせも効果的です。
初めは2〜3週間ごとに3〜6回ほど続けて頂くことで、肌質の変化を実感される方が多いです。
肝斑は、紫外線・女性ホルモン・皮膚のバリア機能低下により、頬骨や額、口周りに左右対称性にみられる褐色の色素斑です。
肝斑の治療では、紫外線を避けることが最も重要で、角層を傷つけない正しいスキンケア、トラネキサム酸などの内服治療の3つがとても大切です。
さらに当院では肝斑の改善を促す施術として、リバースピールを導入しています。
リバースピールは、肝斑や炎症後の色素沈着に対して、3種類の薬剤を段階的に塗布するピーリングです。
肌表面だけでなく真皮層のメラニンにも作用し、従来の治療では難しかった肝斑の改善にも効果が期待できます。
また、マッサージピールと一緒に施術できるため、肌全体のトーンアップ・ハリ・ツヤのお悩みと同時に治療することも可能です。
初めは3〜4週間ごとに5〜6回ほど続けて頂くと、効果を実感される方が多いです。
サリチル酸マクロゴールドピーリングは、古い角質や毛穴の詰まりを除去し、にきびの再発を抑えることに有効です。刺激が少なく、赤みや痛みが起こりにくいのが特徴です。
くすみやごわつき、テカリの改善にも有効で、レーザー施術前のプレトリートメントとしても適しています。
回数を重ねることで、にきびが出来づらく、なめらかで柔らかい肌へと導きます。
にきび治療では2〜3週間ごとに6〜10回ほど続けることで、にきびの出来やすさの変化を実感される方が多いです。

波長450mmの青色レーザー光が、にきびの原因菌(アクネ菌)の代謝物に反応して抗菌・抗炎症効果を発揮します。皮脂分泌を整え、にきびをできにくくする肌環境を整えます。
低出力で広範囲にシャワー状に照射するため、痛みやダウンタイムがほとんどなく、回数を重ねることで効果の実感が感じられてきます。
サリチル酸マクロゴールピーリングとの併用で、より効果的なにきびケアが可能です。
2〜3週間ごとに5〜10回ほど照射を受けて頂くと、肌質やにきびの出来やすさの変化を感じられる方が多いです。
にきび治療は刺激を避けたスキンケアや塗り薬などの保険治療が原則ですが、それでも再発を繰り返す場合や炎症が強く重症な場合には美容医療の治療を提案しております。
特に、大きく腫れてしこりになるようなにきび(膿腫性ざ瘡)が多くできてしまう方には、海外での難治性のにきびで使用されるイソトレチノイン(ビタミンA誘導体)の内服治療も行っております。
イソトレチノインは過剰な皮脂の分泌や皮膚の角化異常を抑えることで、にきびやコメドや毛穴の黒ずみを改善する作用があります(内服中は定期的な血液検査を行います)。
一般的に1クール6ヶ月間を目安に継続します。
(催奇形成のリスクがあるため、内服中と内服終了1ヶ月間は必ず避妊してください)
当院では、男性型脱毛症(AGA)・女性型脱毛症(FAGA、FPHL)、脇汗へのA型ボツリヌストキシン毒素皮下注射、小さいいぼ(稗粒腫、アクロコルドンなど)や老人性血管腫へのブルーレーザーによる治療、ピアス(耳垂)施術などの美容皮膚科診療を行っております。
施術内容や料金に関しては料金表をご参照ください。