にきびの原因と治療・スキンケアの基本|思春期から大人にきびまで|五反田品川ひらた皮ふ科|五反田駅より徒歩7分の皮膚科・美容皮膚科

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にきびの原因と治療・スキンケアの基本|思春期から大人にきびまで

にきびの原因と治療・スキンケアの基本|思春期から大人にきびまで|五反田品川ひらた皮ふ科|五反田駅より徒歩7分の皮膚科・美容皮膚科

にきびの原因と治療・スキンケアの基本|思春期から大人にきびまで

 

にきび(ニキビ)は、毛穴の詰まりや皮脂、菌、炎症が関与して起こる皮膚の病気です。
多くの方が思春期の頃ににきびで悩まれたかと思いますが、
大人になってからでき始める方も少なくありません。
実際に皮膚科の外来では、日々多くの方がにきびのお悩みで受診されています。
私自身も中学生の頃はその一人でした。
おでこにたくさんにきびができ、皮膚科に連れて行ってもらったこともあります。
処方された外用薬で症状が少し落ち着き、「このまま薬を使えばいいのかな」と思って治る途中で通院をやめてしまいました。
しかしその後、セルフケアではにきびが長引いてしまい、気になって触ってしまったことで結果的に跡になってしまった箇所もあります。
大人になってから、特に皮膚科医になってからは、「早く治療しておけばよかった」「きちんと通院していれば違ったかもしれない」と、後悔しています。

そこで今回は、にきびをテーマとしたコラムの初回として、
その成り立ちと治療・スキンケアについてお伝えいたします。

1.にきびの成り立ちについて

にきびは毛穴の中で起きており、その成り立ちには次の大きく4つが関与します。

 ・皮脂分泌の増加
 ・毛穴の出口の角化異常、詰まり(コメド)
 ・アクネ菌の増加
 ・上の3つによる毛穴での炎症の悪化

皮脂分泌の増加
思春期になると男性ホルモンであるアンドロゲンの分泌が増加し、皮脂腺の機能が活発になります。
これによって毛穴の中での皮脂の貯留や細菌増殖が起こりやすくなります。
また、紫外線も皮脂分泌の増加に影響することがわかっていますので、日焼けには注意が必要です。

毛穴の角化異常
皮脂が細菌によって分解されてできた遊離脂肪酸は、毛穴の出口(毛包漏斗部)を刺激して角化させます。
角化が増えたり、体質やメイクなどで毛穴の出口がさらに塞がれると、皮脂が皮膚表面へ排出されにくくなります。
この状態を、にきびの初期段階であるコメド(白ニキビ、黒ニキビなどの面皰)といいます。
皮膚の乾燥や摩擦も角化の要因になりますので、スキンケアの時に注意が必要です。

アクネ菌の増加
アクネ菌は皮膚の常在菌の1つです。
「不潔だから感染した!」のではなく、誰の皮膚でも常に存在している菌です。
ただ、アクネ菌は酸素が少ない環境を好み、
毛穴の中に皮脂が溜まったり毛穴の出口が塞がってしまうと、増殖して炎症を起こし始めます。
さらに、増えたアクネ菌は皮脂中のトリグリセリドを分解して炎症を誘発する物質を産生し、にきびをより悪化させます。

毛穴での炎症の悪化
これまでお話しした上3つの影響が重なることで、毛穴の中で炎症が起こり、赤く腫れたにきびになります。
炎症が強いと毛包の構造が壊れてさらに悪化したり、にきびをいじったり無理に中を押し出して潰そうとすると、きれいな毛包の構造が壊れて凸凹したにきび跡になるリスクがあります。

2.にきび治療の基本

こういったにきびの成り立ちを踏まえて、治療ではアクネ菌に対する抗菌薬と、
毛穴の角化を整えてくれるコメド治療薬(いわゆる「角質の詰まりを良くしてくれる薬」)を使用することが一般的です。
にきびは決まった毛穴で繰り返しできることが多く、
これは炎症が治まった後も毛穴の角化異常の性質が残っているためです。
そのため、コメド治療薬を赤く腫れたにきびの炎症が治まった後も使い続けることで、
「にきびができづらい肌」を目指すことができます。

もちろん、
「にきびはあまりできないから抗菌薬だけでいい」
2種類使うのは大変そう」
「かぶれるのが心配」
という理由で抗菌薬のみを使用することも、間違いではないと思っています。

にきび治療は、炎症が落ち着くまでまずは3ヶ月ほど、
その後できにくくなるまで半年以上の治療が必要になる場合があります。
にきびが繰り返さなくなったり、できてもすぐに治るようになるまでには
根気よく治療を続けることが大切です。

それをサポートできるよう、診察では一人ひとりの症状の経過や、
治療を継続する工夫などを一緒に相談しておりますので、
ご不安なことがあればお気軽にお聞かせいただけると嬉しいです。

3.スキンケア、生活習慣について

治療には、薬だけでなくスキンケアや生活習慣も大切です。
生活習慣については、睡眠や食事、ストレスなどが関係しますが、
今回はスキンケアを中心にご説明します。

まず、洗顔についてです。
菌や皮脂、角質の詰まりが原因だからといって、洗顔の際にゴシゴシ擦ったり、角栓を無理に剥がし取ったりすると、
乾燥や皮膚への刺激によって、かえって毛穴が詰まりやすくなる原因になります。
洗顔の際は、十分に泡立てた洗顔料で、
手や指がにきびに当たらないよう、優しく洗うことがポイントです。

髪の生え際や顎周りは洗顔料の洗い残しが生じやすいため、
優しく、十分な回数をかけて洗い流しましょう。
(強くシャワーを当てることは避けましょう)

洗顔後は、分単位で皮膚から水分が失われていくため、
できるだけ早めに保湿剤を塗布することがおすすめです。
乾燥は角化や余分な皮脂分泌を促すため、
乾燥肌、脂性肌どちらの方も肌質に合った保湿が大切です。

次に、スキンケア製品の選び方のポイントをお伝えします。
選び方に関しては、基本的には低刺激のものや、
製品に「ノンコメドジェニック(コメドを作りにくい)」と記載があるものを
お選びいただくとよいかと思います。
皮脂分泌が多いにきびには、さっぱりしたローションや乳液タイプを、
乾燥肌の影響でにきびができやすい方(特に大人のにきび)では、
皮膚のバリア機能を守るようなクリームタイプを使用すると良いかと考えています。

もちろん、「脂性肌」「乾燥肌」といっても、一人ひとりの皮膚や体質、生活リズムは異なります。
そのため、万人に合うスキンケア製品というものはなく、個別に考えていくことが大切です。

 

最後に

診察の際、治療やスキンケアのことでお悩みでしたら、
お気軽にご相談いただけると嬉しく思っています。
当院でも、摩擦やコメド、皮脂分泌に着目して設計された洗顔料や化粧水、
アゼライン酸のクリームなどをご用意しています。

また、保険診療で治りづらいにきびには、
イソトレチノインの内服や、サリチル酸マクロゴールピーリング(ケミカルピーリング)、
ブルージェネシスなどの自由診療による治療も行っています。

少しでも皆さまの治療の一助になれば幸いです。

執筆:五反田品川ひらた皮ふ科 平田佳子
皮膚科専門医として、一般皮膚科から美容皮膚科まで診療しています。
症状や患者さんのライフスタイルに合わせ、
一緒により良い皮膚を目指す診療を心がけています。
品川区五反田・大崎・高輪エリアで皮膚科・美容皮膚科をお探しの方は、
どうぞお気軽にご相談ください。

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