帯状疱疹|原因・症状・治療について|五反田品川ひらた皮ふ科|五反田駅より徒歩7分の皮膚科・美容皮膚科

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帯状疱疹|原因・症状・治療について

帯状疱疹|原因・症状・治療について|五反田品川ひらた皮ふ科|五反田駅より徒歩7分の皮膚科・美容皮膚科

帯状疱疹原因・症状・治療について

長期休暇前後や、仕事や行事が重なり疲労がたまりやすい時期になると、
「筋肉痛だと思っていたら、近くに赤いぶつぶつが出てきて帯状疱疹でしょうか?」と受診される方が増えます。

帯状疱疹は、5070歳代に多い疾患で、水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化し、神経に沿って痛みと水疱を生じる疾患です。
若い方でも、強いストレスや疲労をきっかけに発症します。

皮疹や痛みの経過には、炎症の強さや治療開始のタイミングで差が出るため、早期診断・早期治療が大切です。

今回は、帯状疱疹の原因や初期症状、治療、経過を中心に、分かりやすくご紹介します。

 

帯状疱疹の原因水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化

帯状疱疹は、身体に潜んで感染していたヘルペスウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス:VZV)が、再活性化することで発症します。
元々は、幼少期にウイルスが感染して水痘(水ぼうそう)を発症し、その後三叉神経や脊髄の感覚神経の神経節に潜伏します。
加齢や免疫力の低下をきっかけにウイルスが再活性化し、神経を伝って皮膚に到達し、神経分布に一致した範囲で症状が現れます。

帯状疱疹の初期症状|痛みから皮疹へ

多くは皮疹より先に神経痛が出るのが特徴です。
体の左右どちらか片側に、ピリピリ・チクチクする痛みや違和感が現れ、23日後に赤い発疹や水疱が出現します。胸から背中、顔(特に目の周り)で発症しやすく、その他にも腕や腰から足などでもみられます。
皮疹の出現までに1週間程かかる場合もあります。

※特に注意が必要な皮疹の箇所

目、鼻の周り:ウイルスが眼で角膜炎や結膜炎を起こすリスクがあります。こうした場合、早めに眼科にも受診してください。

耳の周り:神経が周囲の炎症によって圧迫され、耳鳴りや聴力障害、顔面神経麻痺を起こすリスクがあります。このような症状があった場合は、早めに耳鼻科も受診してください。

発症部位によらず、高齢の方、糖尿病や免疫抑制治療中の方では重症化しやすいため、より慎重な経過の確認が必要です。
 

帯状疱疹の治療|抗ウイルス薬と痛みへの対応

帯状疱疹は、早期治療が皮疹や痛みの悪化の低減につながり、発症後72時間以内にウイルスに対する治療を開始することが推奨されています。

主な内服薬には以下があります。

 ・バラシクロビル(バルトレックス®︎)
 :通常1日3回内服。腎機能が低下している方は薬の量の調整が必要。

 ・ファムシクロビル(ファムビル®︎)
 :通常1日3回内服。腎機能が低下している方は薬の量の調整が必要。

 ・アメナメビル(アメナリーフ®︎)
 :通常1日1回内服。
 比較的新しい薬剤で、腎機能が低下している方も通常量で治療可能。
 食後内服が必要(脂質を含んでいるとより効果的)。
いずれも1週間内服します。
内服開始後2~3日は皮疹が増えることがありますが、自己判断で内服を止めたり、増やしたりしないようにしましょう。

あわせて、痛み(帯状疱疹関連痛)への鎮痛剤の内服、皮疹に応じたケアを行います。
症状や疼痛の程度、全身状態によっては、入院して点滴治療が必要になる場合もあります。
治療中、体調の変化や痛みの増強、皮疹の状態について気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。

帯状疱疹の経過|治療開始後の皮疹と痛み

・赤いぶつぶつや水疱について
治療開始後2~3日程度は少し広がったり、赤いぶつぶつした皮疹の上に水疱ができることがあります。
水疱が破れてジクジクした皮膚になった場合、多くは約3~4週間でかさぶたになります。
また、赤い斑点状の皮疹は、同程度の時間経過で炎症後色素沈着として茶色くなり、時間経過とともに薄くなっていきます。
ただ、炎症が強かったり傷が深かった場合には、色素沈着や瘢痕が長く残ることがあります。

・帯状疱疹関連痛について
皮膚や神経周囲の炎症に伴って治療中も続きますが、皮膚症状の改善とともに軽減します。
その後、神経の損傷により痛みが3ヶ月以上続くことがあり、これを帯状疱疹後神経痛(PHN)といいます。
高齢の方ほどPHNのリスクが高いです。

痛みへは、帯状疱疹発症後からその性質に応じて、NSAIDs(例:ロキソプロフェン)やアセトアミノフェン、必要に応じて神経因性疼痛に対する薬(例:プレガバリン、ミロガバリン)などを使用します。
薬の他に、帯状疱疹の痛みは温めることも有効です(温罨法)
内服で十分なコントロールが難しい場合には、ペインクリニックでの専門的な治療が必要となる場合があります。

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹へはワクチンがあり、発症予防や、発症した場合でも痛みであるPHNやその他の合併症のリスクを低減させる効果があります。
現在日本では50歳以上の方に2種類のワクチンの適応があります (一部免疫低下のある18歳以上の方にも)
・生ワクチン(ビケン®︎)
 :1回接種で、発症予防効果は約5060%と報告されています。副反応が比較的軽い傾向であることが特徴です。
・不活化ワクチン(シングリックス®︎)
 :2回接種で、発症予防効果は約90%で効果の持続も長いことが特徴です。免疫低下や免疫抑制剤による治療を受けている方も接種可能です。

自治体によっては助成制度が設けられている場合もありますので、接種をご検討の際はお住まいの自治体や接種実施施設にご相談ください。

帯状疱疹のまとめ

・水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化で発症
・初期は片側の神経痛、数日後に水疱
・抗ウイルス薬は早期開始が重要

この3つのポイントを覚えておくことが大切です。
少しでも気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q1.水疱や傷は洗っていいの?

A.水疱や破れて傷になった箇所は毎日水道水で洗いましょう。
しみて痛くなければ、石鹸も使う方が良いです。
洗わないと細菌感染を起こして化膿するリスクや傷の治りが遅くなります。
ジクジクした傷の場合、あれば傷薬を塗布して、ガーゼで覆いましょう。
ガーゼがくっついて痛い場合は、ぬるま湯で湿らしながら取ったり、軟膏を分厚めに外用すると痛みが軽減されます。

Q2.再発はしますか?
A.稀ですが、再発することがあります。
再発までの間は、国内の調査で平均約13年との報告もあります。

Q3. 帯状疱疹は他人にうつりますか?
A: 帯状疱疹そのものは直接うつりません。
ただし、水痘(水ぼうそう)にかかったことがない方やワクチン未接種の方、妊婦の方、免疫が低下している方は接触感染に注意が必要です。

<感染予防対策の例>
・水疱ができた場合はガーゼや衣類で覆う
・自宅では最後に入浴する
・タオルや衣類を共有しない
※全身に皮疹が広がる播種性帯状疱疹の場合は空気感染するため、
 外出を避け、個室で過ごしましょう。
※水疱がかさぶた(痂皮化)になると、他の人に感染するリスクは下がります。

 

執筆:五反田品川ひらた皮ふ科 平田佳子
皮膚科専門医として、一般皮膚科から美容皮膚科まで診療しています。
症状や患者さんのライフスタイルに合わせ、
一緒により良い皮膚を目指す診療を心がけています。
品川区の五反田・大崎・高輪エリアで皮膚科・美容皮膚科をお探しの方は、
どうぞお気軽にご相談ください。

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